ごあいさつ・よもやま話


 7月になりました。
 6月に夏日を観測した日が観測史上最多になったそうです。確かに暑くてしんどい日が多かったと感じましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 40歳になったころに大病をしたこともあり、粘膜系統が今でもあまり強くありません。例えば涙の出る量が少ないので、目がすぐに乾燥したり強い光を見ると痛くなったり充血したり。爪は縦に割れやすいし、髪の毛も少ない(これは加齢によるものかも??)
 唾液の量も少なく朝起きた時は口がカラカラです。これは何より口腔衛生によくない。
何年か前、歯茎が痛くて我慢できず、町の歯医者では手に負えないと思ったので。ある総合病院の口腔外科を受診しました。
 定期的に通院するうちに幾分よくなったのですが、近年また痛くなりました。このときはちょっとひどくて痛くて物が噛めないような状況でした。
 レントゲンを撮ってみると歯肉炎から副鼻腔炎を併発してそれが痛みの原因らしく、結局歯を抜くことに。ほかにも悪い歯があったので不本意ながらそれも一緒に抜くことになりました。
事前に抜いた部分をブリッジにするか部分入れ歯にするかインプラントにするか選択しなければならなかったのですが、インプラントが一番長持ちするというのでインプラントを選択しました。
 抜歯前に懇意にさせていただいていた歯科衛生士さん(子どもが同い年だったので話が合った)に歯のクリーニングをしてもらっていると、実は内緒だけどこの病院でインプラントはやらないほうがいいと忠告されました。よく聞いてみると何人かの患者さんが術後の不具合を訴えていたそうです。
 身体のことなので忠告をありがたく受け入れて別の病院を探すことにしました。
 歯科医を開業している高校の先輩がいたので(先輩の医院ではインプラントは扱っていません)紹介してもらい行ってみると、そこでは最先端の医療機器を取り揃えているうえ専門誌などでも何度か取り上げてもらっていて、患者さんが多くなかなかの盛況でした。
 初期検査をしてもらうと、かなり口腔内の状態が悪いらしく自分としては残してほしかったのですが結局合計4本抜歯することになりました。
 大きな病院ですが、院長先生、副院長先生(親子)以外は女医さん(3人ほど?)で自分の担当も女性の先生になりました。
 子どものころから何が嫌いかと言って歯科医ほど嫌いなものはそうないと思っています。歯を削る機械の発する機械音、薬をあぶるためのバーナー、唾液を吸う吸引機、そして麻酔の注射。何もかも恐ろしく見えます。
(以前は虫歯と言えばガリガリ削ってセメント詰めて金属をかぶせてと言う治療が主流だったと思います。神経を抜いたりするのも普通の医療行為でした)でも今の歯科医は子どものころのそれとはずいぶん違います。バーナーはないし薬のにおいは少ないし、口をゆすぐコップでさえ紙コップです。それでも抜歯は麻酔をかけた後ペンチのような道具で歯を抜く以前から変わらない工程のようです。
 抜歯の日、結構痛い麻酔の注射のあと顔には布がかぶせてありますが歯を器具で挟むのが分かります。いくつになっても怖いものは怖いので、できるだけ他のことを考えようと思っていたら時々女医さんの胸が頭に当たります。もう少しふくよかなら良かったかも。などと不埒なことを考えているうちに、この日の予定の2本の抜歯が終わりました。
 痛み止めの薬をもらって帰宅したあと鏡を見ると何とも間抜けな口元になっていました。

 後日、残りの2本の抜歯です。この日は院長先生が担当でした。抜く歯は左下の親知らず、抜く前からなんとなく嫌な予感がします。歯肉が覆いかぶさっているので施術は麻酔、切開、抜歯と切開が増えて進んでいきます。相手が男性なので前回のような不埒なことを考えて気を紛らわすこともできないうえ、親知らずは相当手ごわいらしく少しくらいの力ではなかなか抜けません。先生は力任せに抜こうとするのでミシミシ音を立てます。麻酔のおかげで痛くはないのだけれど脂汗が浮かんできました。とうとう院長先生はまっすぐ抜くのをあきらめ、他の歯を利用し「てこの原理」で抜きました。

 今回の出来事で感じたことは、歯医者さんは女医さんのほうがいいということでした。それは不埒なことを考えて気も紛らわすことができるということではなく、もし腕力が非力な女性だったら強引に抜かないで、一度親知らずを割ってから半分ずつ抜いただろうという理由からです。性別に関係なくガサツな歯医者は嫌です。今まで自分の中では歯科医は男性と言う概念が強かったけどイメージを変えていかないと。

 そういえば、トラックの運転手など最近まで男性の職業と思っていたものにも女性の姿を見るようになりました。それだけ世の中に女の人の活躍する場所が増えてきているのだなと思います。世の中の半分は女性ですからそれはとてもいいことだと思うしこれからも続いていくのでしょう。かといっても世界的に見ればまだまだらしいですけど。

 信じられないけれどこれからが夏本番です。
 さあ、今月も頑張っていきましょう!
株式会社 タートル  
代表取締役 小山康一郎

会社沿革

株式会社 タートル
所在地  〒329-1311
     栃木県さくら市氏家1231-8【マップ
     電話:028-682-8301
     FAX:028-682-8304
創立年月日 1978 年9 月1 日
資本金  1000 万円
業務内容 印刷物やそれに係る企画、製造、販売