ごあいさつ・よもやま話


 7月になりました。
 今年も酷暑が始まるのかと思うと今から戦々恐々としていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 先日某百貨店に半袖のワイシャツ(仕事用)を買いに行きました。
 例年夏になる前に半袖を3枚、冬になる前に長袖を3枚を買うようにしていて、買ったワイシャツは2年間のサイクルで替えるようにしています。(要は常に半袖、長袖各6枚を持っていて、毎日一枚を着た後、週末まとめてアイロンがけするようにしています)
 以前奮発してネーム入りのワイシャツを作ったこともありましたが、エリや袖が汚れたり長く着ると形が崩れるのは高かろうが安かろうが関係ないので、今ではワイシャツは消耗品と割り切って安価なものを求めています。
 お店でシャツを購入して『袋はご入り用ですか?』と聞かれましたが、自分用なのと家に帰った後ゴミになるのが嫌だったので断りました。
 久しぶりの百貨店だったこともあり、購入したワイシャツ3枚を小脇に抱えながら、夏物の帽子をみていたら、とある男性が近づいてきて『そちらのワイシャツは××店のものですよね。失礼ですがお会計はお済みでしょうか?』突然のことにびっくりしながらも『??はい、もちろん会計済みです。でも・・失礼にもほどがあるんじゃないですか?』『承知しました。それなら結構です』『いえ、濡れ衣を着せられて口先だけじゃ納得いかないから、レシート見てください。これです』『確認しました。大変申し訳ありませんでした』と言って去っていきました。
 少しして『まぁ彼も仕事だからな』と腹もたたなかったし、「梨下で冠を正したのは自分だからな」と反省しました
 ごみを削減するために必要でないものはもらわないのは大切なことではあるけれど、購入した商品にシールを貼ってもらうなど工夫をすればよかったな。
 変で少し考えさせられた体験でした。

 万引き犯に間違えられたことは子どもの時にもあります。
 何人かで近くの空き地で遊んでいた時、空地の隣にあった家の栗の木に登ってその家で飼われていた犬をおちょくっていました。
 そこへ家の人が帰ってきて「こら!お前たち何をやっているんだ!」としかられました。
 犬をおちょくっていたことをとがめられていたのだと思い、全員で「ごめんなさい」と謝ったところ「そんなに栗が欲しいのなら言えばあげるのに」と思わぬことを言われました。自分たちは「栗を盗んでいたわけではないのに」と思いましたが怖くて何も言い返せませんでした。
 家に帰って両親にその日あったことを話した時、父親は憤慨して「その家に文句を言ってくる」と自分を連れて行こうとしましたが、あの家の人に会うのが怖くて「やめてくれ」と懇願したので仕方なく諦めてくれました。今思うと勇気を出しておけばよかった・・

 もう50年以上生きていますが「あの時もっと勇気があったら」ということは他にも沢山あります。波風を立てないようにするのは無難に生きていく上で仕方のないことなのかもしれませんが、それは自分や相手のことを理解しようとしないまま放置するということでもあると思います。長い目で見れば言いにくくてもちゃんと伝えたほうがお互いを理解し合える可能性があるということでしょう。かりに勇気を出して主張したのに分かり合えなくてもその方が後から後悔することもないのかなと思います。(あきらめもつくしね)

 スペイン語を学ぶようになってから幾人かの外国人と接する機会が持てるようになりました。彼らの自己主張は、島国で閉鎖的である日本人のそれとは根本的に違うと感じるし、その事を興味深くまた面白いと思います。そのことが良いとか悪いとかではなくお互いの文化の違いとして理解することが大切だと思います。
 今の若い子(あまりこのフレーズは好きではないけど)はそういう偏見を持つ人が少なくなっているように見えます。スマートフォンの普及により世界はどんどん狭くなっているのでしょうね。今、世界で起きているウクライナやガザのような多くの紛争も相互理解の欠如から来るものだと思っています。現時点ではどうやら無理のようだけれど次世代にはそのような紛争が世界中からなくなってしまえばいいなと切望します。

 今年の夏も暑くなるんでしょうね。
 お互い水分を多めにとって、体調に気をつけ今月も頑張っていきましょう!
株式会社 タートル  
代表取締役 小山康一郎

会社沿革

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資本金  1000 万円
業務内容 印刷物やそれに係る企画、製造、販売